Orchestra EROICA - 定期演奏会シリーズ
第1回設立記念演奏会
日時: 2022年5月4日(水・祝)18:30開場 19:00開演
場所: なかのZEROホール・小ホール
演目: ベートーベン 交響曲第3番『英雄』
ベートーベン 『エグモント』序曲
チケット: 入場無料 ・全席自由・要入場登録
記念すべき第1回演奏会では、オーケストラを命名するきっかけともなった、ベートーベン作曲の交響曲第3番『英雄(エロイカ)』を取り上げました。当時にしては驚くほど長かったこの曲は、ベートーベンのさまざまな音楽的創意工夫が全体に亘って仕掛けられているだけでなく、誰もが一度聴いたらとりこになるメロディックな旋律、哀愁のある旋律や軽快な旋律などにあふれており、クラシックの名曲・好きな曲でも常に上位にランキングされている曲です。ベートーベンの『エグモント』序曲は、短いながらも英雄エグモントの悲劇的な物語を表すドラマティックな展開が人気の序曲です。
ホールは想像以上に響きが少なく、個々の音がダイレクトにお客様の耳に届いたり、うまくブレンドされるような効果を頼ることもできず、非常に緊張感のある演奏会となりましたが、団員一丸となって熱いベートーベンをお届けできていれば幸いです。
(ご来場者数: 約260名)
第2回定期演奏会
日時: 2022年8月27日(土)13:00開場 13:30開演
場所: 国立オリンピック記念青少年総合センター カルチャー棟小ホール
演目: ブラームス 交響曲 第1番
ベートーベン 『レオノーレ』序曲 第3番
チケット: 入場無料 ・ 全席自由 ・要事前予約
第2回演奏会では引き続きベートーベンの序曲『レオノーレ』第3番を取り上げるとともに、ブラームスが相当な時間と労力をかけ、満を持して発表した名曲、交響曲第1番を取り上げました。きめ細やかに織り込まれた編み物のように、あらゆる楽器が複雑に絡み合いながら壮大な音楽を紡いでいくこの交響曲は、全てのクラシックの交響曲の中でも最も人気の高い1曲です。第4楽章に現れる有名なメロディーをBGMに卒業証書を受け取った方も少なくないのではないでしょうか。
リハーサルは新型コロナとの戦いで、感染予防をしながらも感染してしまった団員等をお互いに代奏等で補い合いながらの大変なものとなりました。リハ回数が少ないオケのリスクを再認識した次第です。
本番は雨続きの中の晴天に恵まれた暑い日でしたが、第1回よりはずっと響きのいいホールでの演奏会を開催することができました。ご来場ありがとうございました。
(ご来場者数: 約200名)
第3回定期演奏会
日時: 2023年2月4日(土)13:30 開場 14:00開演
場所: 杉並公会堂 大ホール
演目: ラフマニノフ 交響曲第2番 ホ短調
ラフマニノフ ピアノ協奏曲第2番 ハ短調
(ピアノ独奏 NAOTO S.)
チケット: 入場無料・全席自由・要入場電子チケット
第2回演奏会から6ヶ月後の第3回定期演奏会では、オールラフマニノフプログラムをお届けしました。オーケストラエロイカは小編成の楽曲を中心に取り上げることにしていますが、大編成のプログラムについても年に1度ほど取り上げることとしています。甘く優美なメロディーで愛されるラフマニノフですが、あのメロディーの裏には全く違う一面を持つラフマニノフの姿があります。5回のリハーサルで仕上げるのに相当苦労した演奏会でした。エロオケ初の大ホールでの演奏会でもありました。
(ご来場者数: 約440名)
第4回定期演奏会
日時: 2023年5月4日(木・祝) 開場 13:30 開演 14:00
場所: かつしかシンフォニーヒルズ モーツァルトホール
演目: ベートーベン 交響曲第7番イ長調
ブラームス ハイドンの主題による変奏曲
モーツァルト "フィガロの結婚" 序曲
チケット:
入場無料・全席自由・要入場電子チケット
第4回演奏会はモーツァルト、ベートーベン、ブラームスを一度にお楽しみいただけるプログラムとしました。ブラームスの変奏曲も元ネタはハイドンなのでいわば古典派3巨匠の曲をお届けするプログラムです。"舞踏の神化"と呼ばれたベートーベンの7番は「のだめカンタービレ」で一躍クラシックファンでない方にも広まりました。ハイドンの主題による変奏曲は吹奏楽ではセントアンソニーバリエーションズという曲でもお馴染みのテーマです。前回に続き、響きの良い大ホールでの演奏会で、晴天にも恵まれ、多くのお客様にお越しいただけました。
(来場者数 約310名)
第5回定期演奏会
日時: 2023年8月19日(土) 13時開場・13時半開演
場所: 光ヶ丘IMAホール
演目: ドボルザーク 『自然、生命と愛』から「謝肉祭」
スメタナ 連作交響詩『我が祖国』より 第2曲「モルダウ」
ドボルザーク 交響曲第9番「新世界より」
第5回演奏会はチェコの代表的な作曲家であるアントニン・ドボルザークと、ベドルジハ・スメタナの作品を取り上げました。華やかな謝肉祭、誰もが知る名曲モルダウ、そしてアメリカの先住民族音楽とチェコを想う思いを融合させた新世界。エロオケのカラフルなサウンドでお送りしました。
初めての光ヶ丘IMAホールでしたが、満席近いお客様にご来場いただけたことで、演奏者も張り切って熱い(少々熱すぎる?)演奏をお届けしました(笑)
(来場者数 約400名)
第6回定期演奏会
日時: 2024年3月23日(土) 時間未定
場所: なかのZEROホール・大ホール
演目: チャイコフスキー バレエ音楽「白鳥の湖」より
チャイコフスキー 交響曲第5番
チケット: 通常入場券(無料)・指定席/優先入場券(有料)
第6回定期演奏会では、オーケストラエロイカ初となる、チャイコフスキーの名曲を取り上げました。はじめは、バレエ音楽を本格的な芸術の域に変貌させたチャイコフスキーの3大バレエの中でも特にそのドラマティックな展開で人気の「白鳥の湖」。物悲しいメロディーや各国の踊り、悪魔との戦いから愛の成就と珠玉の音楽が散りばめられており、Orchestra EROICAによるオリジナル抜粋でお送りしました。メインにはチャイコフスキーの交響曲の中でも最も人気が高い、交響曲第5番ホ短調。暗く打ちひしがれたメロディーから、最後は輝かしい勝利のサウンドに至る、チャイコフスキーの絶頂期に描かれた楽曲です。Orchestra EROICAならではのチャイコフスキーへの深い敬愛をもって表現することができてましたでしょうか。
また、今回初の試みとして、有料の座席チケットを設け、指定席や20分ほどのプレ・トークも実施しました。より身近にオーケストラエロイカを感じていただけていれば幸いです。
(来場者数 約500名)
第7回定期演奏会
日時: 2024年6月9日(日) 時間未定
場所: かつしかシンフォニーヒルズ・モーツァルトホール
演目: モーツァルト 歌劇「魔笛」 序曲
ベートーベン ピアノ協奏曲第5番 「皇帝」
(ピアノ独奏 Naoto S.)
ベートーベン 交響曲第5番「運命」
指揮: 山口琢也
Orchestra EROICA第7回演奏会では、Orchestra EROICAのベートーベンシリーズ第3弾として、交響曲第5番「運命」、ならびにピアノ協奏曲第5番「皇帝」を取り上げました。ソリストは、ラフマニノフのピアノ協奏曲第2番で共演しご好評を頂戴したNaoto S.氏。お互いを知ったタッグでお届けすることができました。オープニングはモーツァルトの歌劇「魔笛」序曲。モーツァルトの遊び心を表現できていれば幸いです。
今回のプレ・トークでは指揮者・管楽器/打楽器セクションリーダー・ソリストの楽曲解説に加え、木管五重奏のwelcome tuneをお届けしました。短い時間でしたがお楽しみいただけていれば幸いです。
(ご来場者数 約400名)
第8回定期演奏会
日時: 2024年9月28日(土) 13時半開場・14時開演
場所: 光が丘IMA・IMAホール
(都営大江戸線「光が丘」駅直結)
演目: フンパーディンク 歌劇「ヘンゼルとグレーテル」 序曲
シューベルト 交響曲第7番「未完成」
メンデルスゾーン 交響曲第5番「宗教改革」
指揮: 山口琢也
チケット: 通常入場券: 無料(自由席・通常入場)
指定席券 1,000円(限定24席・指定席・優先入場・プレトーク・特製クリアフォルダ付き)
優先入場券: 500円(限定100席・自由席(指定席以外)・優先入場・プレトーク付き)
Orchestra EROICA第8回演奏会は、2024年の「5番」チクルスを締めくくる、メンデルスゾーンの交響曲第5番「宗教改革」を取り上げました。シューベルトの「未完成交響曲」、そしてフンパーディンクのメルヘンあふれる歌劇「ヘンゼルとグレーテル」の序曲とともに、ドイツ・オーストリアの作曲家の作品によるプログラム。特に「宗教改革」では作曲時19歳だったメンデルスゾーンの目線に合わせた演奏に挑戦しました。
プレ・トークではコンサートマスターならびにフルートの首席を交え、作品の重要なフレーズなどをご紹介しながら楽曲解説を行いました。
(ご来場者数 約350名)